製造業全体の求人件数前月比は横ばい、前年同月比は6%増

転職市場月報

2019年10月の転職市場動向製造業全体の求人件数前月比は横ばい、前年同月比は6%増

【業種別】自動車・家電・精密機器は前月から求人件数が増加

【2019年10月】業種別求人件数の前月比・前年同月比の増減率（E＆MJOBSの8月9月の求人データをもとに作成）自動車・自動車部品・輸送用機器（2％増/前年同月比7％減）家電・AV機器・通信機器・OA機器（3％増/前年同月比1％増）重電・重工業・プラント（6％減/前年同月比4％増）工作機械・製造機械・半導体製造装置（5％減/前年同月比3％減）半導体・電子部品（3％減/前年同月比16％増）精密機器・測定機器（1％増/前年同月比39％増）全体（プラスマイナスゼロ/前年同月比6％増）

最新のE&M JOBSのデータによると、製造業全体の求人件数は前月比だと横ばい、前年同月比だと6%増でした。

業種別にみると、前月から求人件数が増加したのは、「自動車・自動車部品・輸送用機器」（2%増）、「家電・AV機器・通信機器・OA機器」（3％増）、「精密機器・測定機器」（1%増）の3つ。「重電・重工業・プラント」（6%減）、「工作機械・製造機械・半導体製造装置」（5%減）、「半導体・電子部品」（3%減）は減少しました。

【職種別】「研究・開発」は増加、「品質管理・品質保証」は減少

職種別にみると、前月比では電気・ソフトエンジニアを中心に求人件数が増加しています。

特に求人件数の増加幅が大きかった職種は、「研究・開発」。電気・ソフト系、機械系ともに8％増加しました。反対に、「品質管理・品質保証」の求人件数は減少しています。相次いだ品質不正問題でニーズが高まっていましたが、採用に注力した結果目標人数を採りきれた企業も多数。求人は出続けているものの、一時と比べて落ち着いた状況になっています。