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転職市場月報Report

2017年1月の転職市場動向 4月に転職したい技術者は、早めに求人をチェックしよう

良い求人があるのは今! できるだけ早く動くのが◎

pixta_26879886_m年が明けて心機一転、そろそろ転職活動をしようと考えている人は、できるだけ早めに動き出すことをオススメします。理由はふたつです。

第一に、現在募集中の求人は3月いっぱいが募集期限のものが多いため。4月に入ると企業の人事担当者は新入社員の育成などに手を取られるようになり、中途の募集は減少します。次に中途採用が増えるのは5~6月以降。とくにいま気になっている求人がある人は、すぐに動きましょう。

第二に、業界全体の動向として来年度以降、中途採用が減っていく可能性があるからです。とくに20代半ば~30代前後の人は要注意。
ここ数年、企業はリーマンショック以降に新卒で採らなかった世代を中途採用で補填する傾向にありました。経験が浅い人にも多くのチャンスがあったのですが、その流れもそろそろ終盤。今後は即戦力採用にシフトする企業が増えると予測されています。

そのため、今は転職の最後のビッグチャンス、という可能性も。気になる企業がある人、転職を考えている人は、求人だけでもチェックしてみてはいかがでしょうか。

競争の激しい電気・電子業界 転職時の会社選びは慎重に

さて、先月の機械業界に続き、今回は電気・電子業界全般の市場動向についてお話しします。
業界内にも電子部品、ディスプレイ、電池などいろいろな分野がありますが、いま注目すべきは半導体です。

半導体というと韓国や中国、台湾の台頭によって現在は海外企業に押されているイメージがあるかもしれません。実際、半導体は技術の発展が早く企業同士の競争も非常に激しい業界ですが、過酷な競争を生き残っている日系企業もあります。
スマートフォン向けメモリの分野で韓国のサムスン電子に次ぐ2位の東芝は代表格。設備投資にも積極的で、中途採用数も増やしています

一方、キャリアという観点で考えてみると、半導体業界は最先端の技術を追う面白さを味わえる仕事です。他分野から転職してくる人も多く、30代前半の年収が700~800万円と給料も高めですが、業界全体として残業が多くなりがち。残業代によって年収が引き上げられているという面もあると言えます。

半導体業界への転職を考える場合、あくまでも企業選びは慎重に。現在好調なスマートフォン関連は成長が鈍化しはじめており、自動車関連やIoTに注目する企業も増えています。転職先を決めるときは、最終製品の先行きも必ず確認しましょう。

柴崎 雄貴
メーカー関連の転職サポートを得意とするコンサルタント。豊富な業界知識を背景に、電気・機械領域のマネージャーとして活躍。
転職希望者と企業、両方への対応を行っているため、詳細な企業情報・求人情報を提供できることが強み。趣味は将棋。最近新車を購入しました。

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