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転職市場月報Report

2017年10月の転職市場動向 2017年も下半期に突入。活況な転職市場はいつまで続く?

転職に興味があるならまずは求人を見ることから

鶴は千年、亀は万年。転職市場の好調が続きますように。2017年8月の有効求人倍率は1.52倍。バブル期のピークだった1990年7月の1.46倍を上回り、転職市場は非常に活況です。なかでも技術者の人手不足感は強く、どこのメーカーも中途採用に力を入れています

人手不足の理由は企業によって異なるものの、傾向として受注状況が好調なため、開発・生産体制を強化していることが挙げられます。とくに半導体製造装置をはじめとする産業用機械の分野では、来年以降も活発な設備投資が見込まれていることから人材の募集を急いでいます。
また、新卒採用も空前の売り手市場と言われているため、予定人数をショートした企業が第二新卒などを積極的に採用していることも。

優秀な人材を採用するために、待遇を見直す企業も出てきています。とくにAI、IoT、機械学習といったエンジニア不足が深刻な分野では、年収レンジを他分野のエンジニアよりも高く設定している企業もあります。

現在の状況は、技術者にとって自分のキャリアを見直すチャンスでもあります。給料を上げたい、働き方を変えたいなどの希望がある方は、求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。

年収を上げたい場合は管理職も視野に

さて、今回は管理職への転職についてお話します。
管理職を目指して転職、という方は技術者の中では実は少数派。技術から離れたくない、現場にいることにこだわりがあるといった方は、管理職にあまり興味を持たれない傾向にあります。

その一方、ある程度以上の年収をもらいたいと考えた場合、管理職にならないと天井を超えられないのも現実です。管理職を希望しないベテラン社員に向けて、専門職を極めるフェロー制度などを作っている企業もありますが、実際にはあまり運用されていないと聞きます。

管理職になるメリットとしては、年収が上がること以外にもプロジェクト全体を見られる、経営に近くなるので影響力を発揮できるなど、よりマクロな視点を持って働けることが挙げられます。

管理職未経験の方が、管理職を目指して転職される場合は、一旦は役職なしで転職してから管理職を目指す、あるいは一旦規模の小さい企業で管理職を経験するなどの戦略が必要になります。
自分のキャリアの可能性を知りたい場合はE&M JOBSにぜひご相談ください。

関寺 庸平
技術職専門のコンサルタント。電気・機械・ソフト系技術者への支援で実績を築いている。
前職では上場メーカーで技術営業をしていたため、技術者のキャリアに詳しい。NHKや日経新聞に製造業の転職市場についてコメントを提供。

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