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転職市場月報Report

2016年12月の転職市場動向 技術者の仕事にもトランプ・ショックが波及?

トランプ旋風の衝撃! 日本の製造業への影響は?

img01先月行われたアメリカ大統領選挙で、ドナルド・トランプ氏が次のアメリカ大統領になることが決まりました。開票前にはヒラリー・クリントン氏が堅いと報じるメディアが多く、まさかの結果に驚いた方もいるのではないでしょうか。
この流れに、金融市場は混乱。結果的には円安の動きが進み、ひとまず今期の決算では輸出メインの企業に追い風となっています。

しかし、今後はどうなるかわかりません。トランプは選挙中、日本の製造業にも大きな影響を与えることが予測される政策をいくつも打ち出していました。たとえば「製造業の雇用をアメリカ国内に取り戻す」というもの。製造業を国内回帰させるため輸入制限を行うとすれば、日本、とくに自動車や鉄鋼業に影響があることは免れません。
トランプの公約がどのように実現するかは未知数ですが、今後の動向に注目しましょう。

機械業界の転職市場は好調 ただし、早めの転職が吉

さて、今回は機械業界の転職市場動向を紹介します。幅広い機械業界のなかでも、とくに工作・製造機械メーカーについてお話します。
業界全体としてはここ数年、設備投資の増加によって景気は上向きの傾向です。ただし、今年の伸び率は昨年より鈍化。また、同じ製品を扱っていても企業によって明暗が分かれてきています。

現在、機械業界で転職を考えている人におすすめなのが半導体製造装置メーカーです。スマホを見ればわかる通り、よりコンパクトで高性能な製品を作るためには半導体の性能向上が不可欠。製造装置にもより精密かつ高度なものへの需要が高まっています。
また、半導体業界には競争が激しいイメージを抱きがちですが、現在採用を行っている製造装置メーカーの多くは安定した業績を保っていることも魅力です。その要因は、高い技術力によって国内のみならず外資系の半導体メーカーとも多数の取引を行っており、リスク分散できていることが挙げられます。

とくに30代前半までの若手は、異業種からの転職実績も多数。業界未経験でも給料アップや今後のスキルアップが見込めますただし、慢性的に人手不足な業界のため、残業が多めの企業もあることには気を付けておきましょう。

関寺 庸平
技術職専門のコンサルタント。電気・機械・ソフト系技術者への支援で実績を築いている。
前職では上場メーカーで技術営業をしていたため、技術者のキャリアに詳しい。NHKや日経新聞に製造業の転職市場についてコメントを提供。

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