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転職市場月報Report

2018年8月の転職市場動向 働き方改革で年収・残業が変わる…失敗しない転職先の選び方

2018年7月の求人件数 製造業全体では0.3%増加

【2018年7月】業種別求人件数の前月比増減(E&M JOBSの求人データをもとに作成)自動車・自動車部品・輸送用機器(1.2%増)家電・AV機器・通信機器・OA機器(0.0%)重電・重工業・プラント(1.5%減)工作機械・製造機械・半導体製造装置(0.5%減)半導体・電子部品(1.3%減)精密機器・測定機器(1.9%増)全体(0.3%増) 2018年7月の製造業全体の求人件数は、前月から0.3%増加しました。 業種別にみると、求人件数が増加したのは「自動車・自動車部品・輸送用機器」(1.2%増)と「精密機器・測定機器」(1.9%増)でした。「自動車・自動車部品・輸送用機器」の求人は、電気・ソフト系エンジニアを中心に増加。自動運転や電気自動車といった新技術の発展を背景に、電気設計・回路設計のエンジニアの求人が特に増えています。 一方、「重電・重工業・プラント」(1.5%減)、「工作機械・製造機械・半導体製造装置」(0.5%減)、「半導体・電子部品」(1.3%減)の求人件数は減少。「工作機械・製造装置・半導体製造装置」全体の求人件数は減りましたが、サービスエンジニアの中途採用は引き続き活況で、求人件数は前月から9.8%増加しました。

働き方改革進行中 転職で大切なのは「企業の実態を知る」こと

「働き方改革関連法案」が7月6日に公布されました。この法案の一番の目玉は、残業時間の規制です。年間の残業時間の上限は720時間となり、それを超えると企業が罰則を受けることに。すでに「残業時間が減ったので給料がダウンしてしまった…」というご相談も受けており、働き方改革の波はすぐそこに迫っています。

そこで、働き方改革が進む中でも希望通りの転職を叶えるためのポイントをまとめました。「年収を下げたくない」「しっかり休みたい」「仕事内容で選びたい」という3つのご要望別に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

【年収を下げたくない】残業が減っても年収は下げたくありません。どんな企業に転職すればいいですか? 現在は多くの企業でエンジニアが不足しているので、転職で年収アップが叶いやすい状況です。なかでも働き方改革が年収に与える影響が少ないのは、年収に占める残業手当の割合が小さい企業。基本給の割合が高い企業はもちろん、残業時間の長さに関わらず実力で年収が決まる企業がおすすめです。
【しっかり休みたい】ワークライフバランスの整っている企業に転職するにはどうしたらいいですか? ワークライフバランスに力を入れている企業は、「1カ月の残業時間は10時間以内」「有給休暇の取得を義務づけている」といった具体的な取り組みを公表していることが多いので、まずは企業のホームページをチェックしてみましょう。ただし、なかには代わりに仕事を持ち帰っているなど、実態が伴っていない企業も。実際の勤務時間や休日数を確認しておきたい方は、転職エージェントに相談すると安心です。
【仕事内容で選びたい】業務効率化を目的に仕事の外注が増えたので、やりがいを感じられなくなってしまいました。希望の仕事に転職するためには、どんなことに気をつければいいですか? 入社前に、具体的な仕事内容を確認しておくことが大切です。求人だけでは詳細がわからないので、面接の中で質問するのがベスト。面接官に「仕事内容を具体的にお教えいただけますか?」と聞いてみましょう。仕事内容に関する質問は、入社意欲のアピールにもつながります。

年収、残業、仕事内容…働き方改革が技術者に与える影響はさまざま。ベストな転職を叶えるには、応募先の企業の実態を知っておくことが何よりも大切です。企業の給与体系や働き方、具体的な仕事内容を知りたい方はもちろん、「自分の希望を叶えるには、どんな企業に転職すべきかわからない」とお悩みの方でも、ぜひE&M JOBSにご相談ください。

長嶋 一樹
技術職専門のコンサルタント。自動車業界や半導体業界の転職支援に豊富な実績があり、異業界からの転職サポートも得意としている。
担当企業の訪問を月に2~6回行っており、情報収集に注力。転職希望者への情報提供に強みを持っている。一児の父。好きなお菓子はアルフォート。

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