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揚程

よみ
ようてい

 ポンプによって水を揚げる高さ。揚程は水車の場合の落差と同様で、実際の高さ$$〔\mathrm{m}〕$$実揚程じつようてい、上部水槽とポンプ間の水路中の損失エネルギーを揚程$$〔\mathrm{m}〕$$に換算したものを損失揚程そんしつようていといい、損失揚程と実揚程との和を総揚程そうようていという。ポンプならびに電動機の出力計算には損失を考慮した総揚程が用いられる。圧力タンクにより揚水する場合は、ベルヌーイの定理により、圧力も揚程で表される。

 総揚程$$H〔\mathrm{m}〕$$、水量$$Q〔\mathrm{m^3/min}〕$$、効率$$\eta_p$$、余裕係数$$k$$(1.1~1.2)のポンプに必要な電動機容量$$P_M〔\mathrm{kW}〕$$は次のように求められる。

 

   $$P_M=9.8 \times \frac{1000Q}{60} \times H \times \frac{1}{\eta_p}k〔\mathrm{W}〕$$

 

      $$=\frac{QHk}{6.12 \eta_p}〔\mathrm{kW}〕$$    

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