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消弧リアクトル接地

よみ
しょうこりあくとるせっち

 ドイツのペテルゼンにより発明されたもの
で、送電線の対地静電容量と共振させた
エアギャップのある鉄心リアクトルで中性点
を接地する。この条件が満たされれば、1線地
絡が起こったとき地絡点のアークを自動的に
消滅させる効果がある。過去において22~154$$\mathrm{〔kV〕}$$系統で採用されていたが、現在は少ない。消弧リアクトルが不足補償のとき異
常電圧の危険があり、系統の変化などに際し
て運用上十分な注意が必要である。また、地
絡故障が永久故障の場合は接地継電器が動作
できないので、消弧リアクトルに並列に抵抗
を入れて抵抗系とし、抵抗器に流れる電流に
より、選択遮断できるようにする必要がある。

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