対地静電容量
- よみ
- たいちせいでんようりょう
電線と大地との間の静電容量。大地面を零
電位とみなして、電線と地表面に対して対称
な位置に別の電線が存在するものと仮定して
求めることができる。架空地線がある場合は、
ない場合と比較して、三相1回線で約8〔%〕、
2回線で約17〔%〕増加する。また、送電線路
には、電線のほか、がいし、鉄塔などの影響
があるため、電線のみ存在するものとして計
算した値よりわずかであるが増加する。わが
国の66~154$$\mathrm{〔kV〕}$$級の送電線の3線一括対地
静電容量は、1線当たり0.005$$\mathrm{〔\mu F/km〕}$$ 程度、
6線一括の場合は1線当たり0.0035$$\mathrm{〔\mu F/km〕}$$
程度である。
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