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アクチュエータの主な故障とその対策

よみ
あくちゅえーたのおもなこしょうとそのたいさく

表9 - 2

主な故障 その点検・対策
(1) 速度が遅いまたは推力不足

圧力、流量など確認後ピストンパッキンを分解・点検
する。

ピストンパッキン不良(パッキン交換)

(2) 位置保持中に微動作動する 切換弁のリーク量の増加、パイロット操作逆止め弁の漏れ(各バルブの漏れが異常であれば、バルブ交換)
(3) 脈動運動(びびり現象)

シリンダ内部の残留空気、使用状況、負荷の条件変化(正から負への変化)、取付ボルトのゆるみ、ロッド端を主機側との連絡部の心ぶれ、最後にパッキンの点検。

その対策:空気抜きが完全でない(空気抜きの実施)、一般にシリンダ速度5$$\mathrm{mm/s}$$以下では発生しやすい。
負荷重の場合に発生しやすい。またメータイン回路で制御した場合に起こりやすい。Uパッキンの倒れ。

(4) 油圧漏れ(外部漏れ) ダストシールの不良、ピストンロッドまたはピストン
パッキン(キズ、摩耗・曲がり)、タイロッドのナッ
トのゆるみ。
(5) 油圧漏れ(内部漏れ) 汚染物によるパッキンまたは、シリンダチューブの内
面のキズ、ピストンパッキン部分の止めネジのゆるみ。
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