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差動回路

よみ
さどうかいろ

875-1

 差動回路とは、アクチュエータの両端に加圧された流体を送り込みシリンダの面積差によりロッド側の流体に押し出されたポンプ最大流量を合算し、アクチュエータを高速に前進させる回路である。

 ただし、この時の推力はロッド側にも圧力が発生するためシリンダロッド径と同じ推力に制限される。

 全体のストロークは長いが本来の加圧ストロークは短かい場合は少ない流量で早送りでき、しかもシリンダの往復速度を一定にできる特徴を持つことから、小型プレス、プレーナー等広い範囲で利用されている回路である。

 しかしながら、この回路では、差動回路用切換弁とシリンダまでの配管は通常より大流量で流れるので、配管径やバルブサイズの選定には配慮を必要とする。

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