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シーケンス回路

よみ
しーけんすかいろ

 873-1シーケンス回路とは、複数のアクチュエータを順次作動させるために利用する回路。クランプシリンダを先ず作動させ、クランプの圧力が上昇し、確実にクランプされたことが確認されてはじめてメインのシリンダが作動するような回路構成を採っている。シーケンス制御の時間的な推移を図で表したものがタイムチャートである。

 (1) 主電源ONで電動機(モータ)が廻りポンプが始動する。このときシリンダは原位置に維持されている。

 (2) さらに、下降ボタンONでクランプシリンダが動きはじめクランプされた圧力が上昇するとシーケンス弁が開く。

 (3) その後、メインシリンダが下降をはじめ製品を加工(この場合は穴あけ)する。

 (4) 下降ボタンを離すと切換弁がバネで原位置に戻り、流体を切換えることにより、シリンダが元の位置に戻る。

 この回路は、負荷の圧力差によるシーケンス動作で、図中の数字に示す作動順序となるが、回路注の圧力の影響を受けやすいために不確定になりやすい面も考えられる。

 また、この回路で、可変容量のポンプを利用すれば、リリーフ弁、アンロード弁などを使用しないこともある。

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