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潤滑の目的

よみ
じゅんかつのもくてき

 軸受の寿命や性能は、潤滑方法・潤滑剤の選定により大きく変わるため、使用条件に合わせて適切に選ぶ必要がある。潤滑が果たす効用は次の物が上げられる。

 (1) 摩擦や摩耗の減少

  軌道面とボールの転がり摩擦、ボールと保持器のすべり摩擦、保持器と軌道輪の案内面でのすべり摩擦を減少させる。

 (2) 発生熱の除去

  回転により内部的に発生する摩擦熱や、その他外部より伝達される熱を除去し、軸受の加熱と潤滑剤の劣化を防ぐ。

 (3) 応力緩和と疲れ寿命の延長

  回転中の転がり接触面に適正な潤滑油膜を形成させる事で、衝撃荷重に対する集中応力の緩和および疲れ寿命延長の効果がある。

 (4) 防錆・防塵作用

  ボール・軌道輪・保持器の錆発生を防止する。ゴミ・異物・水分の侵入を防止する。

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