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破壊力学

よみ
はかいりきがく
英語
fracture mechanics]

 破壊力学とは、き裂先端では応力が無限大となる特異応力場の強さを表す係数に
よってき裂先端近傍の力学状態を評価し、それを用いてき裂を含む材料の強度評価を
行う工学体系をいう。

 破壊の力学的機構を研究するためにも有限要素法は、切欠きやき裂の応力等の複雑
な計算する有力な手段とされている。

 その中には、(1)形状係数の解析[二次元、三次元、切欠きの形状係数の計算ができ
る]、(2)応力拡大係数の解析[亀裂を含む材料の破壊は亀裂先端の応力拡大係数$$\mathrm{kic}$$は$$\mathrm{kic}=(E・G_C)^{0.5}$$の関係があり、この$$\mathrm{kic}$$$$G_C$$が破壊靭性値より大きくなるときに生ずる]、(3)$$J$$積分の解析[有限要素法の弾塑性解析に対する手法を用いて弾塑性破壊力学のパラメーター]、(4)繰返し荷重に対する解析等がある。

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