「 アルミニウム・リチウム合金 」

　アルミニウムは軽合金の主流として古くから使用され、ジュラルミン・超ジュラルミン・超々ジュラルミンなど航空機の構造材料として現在でも約80%を占めている。

　産業界では、さらなる軽量合金が望まれており、チタン合金やFRPにも期待があるが、チタン合金は現状では高価格品であり、FRPもまだ製品の信頼を十分に得るに至っていない。これに変わるものとしてアルミニウム・リチウム合金が1970年代に開発された。このAl-Li合金は、比剛性、比強度に優れていてジャンボ飛行機に使用されつつある。