「 架空接地線 」

　変圧器の低圧側に施すB種接地工事は、その変圧器の施設箇所ごとに接地工事をするのが原則であるが、地質などの関係上、規定する接地抵抗値が得られにくい場合は、架空接地線、架空共同地線による方法が認められている。

　架空接地線は、図のように次により施設する。

　(i)　引張強さ5.26$$\mathrm{〔kN〕}$$以上または直径4$$\mathrm{〔mm〕}$$以上の硬銅線の架空接地線により変圧器の施設場所から200$$\mathrm{〔m〕}$$以内に接地する。

　(ii)　高さおよび他の物との離隔距離などは、低圧架空線に準じて施設する（解釈第24条）。