乾電池
- よみ
- かんでんち
電池反応を起こさせるには電解質が必要だが、水や水溶液では携帯に不便であるので、電解質に綿やのりを加えてこぼれないようにしたものを乾電池という。最も普及しているのはルクランシェ電池といわれるもので、正極に炭素、負極に亜鉛、電解質として塩化アンモニウム溶液に綿とのりを加えこぼれないように工夫してある。なお正極の周りには減極剤として二酸化マンガンが加えてある。電池の構造式で表すと、
$$⊖\mathrm{Zn}|\mathrm{NH_4Cl_{aq}}|\mathrm{MnO_2},\mathrm{C}⊕$$
ここで$$\mathrm{Zn}$$、$$\mathrm{MnO_2}$$、$$\mathrm{C}$$が活物質である。
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