水に解かしたとき、陽イオンと陰イオンを含む水溶液(これを電解液または電解浴という)を生ずるような物質。塩化ナトリウム($$\mathrm{NaCl}$$)や塩化水素($$\mathrm{HCl}$$)などのイオン結合性物質はほとんどが水に溶けイオンとなる。電解質の溶液は電気を通し、直流によって電気分解される。これに対し、エタノール(エチルアルコール:$$\mathrm{C_2H_6O}$$)やしょ糖($$\mathrm{C_{12}H_{12}O_{11}}$$)などは非電解質であり、水の分子と均一に混合し、溶液にはなるが電気を通さない。