1. E&M JOBS ホーム>
  2. 用語辞典>
  3. フェライト系耐熱鋼

フェライト系耐熱鋼

よみ
ふぇらいとけいたいねつこう
英語
ferritic heat resisting steels

 フェライト組織を示す耐熱鋼をいう。一般に熱膨張係数が小さく、熱伝導度が大きいため熱応力が小さく、低温度におけるクリープ強さや降伏点が高い特徴を有する。

 

213 JISによる主な耐熱鋼の概略成分と性質および用途

分類 鋼 種 概略成分〔%〕 性質と用途

SUH 21 19 Cr – 3 Al – 0.08 C

耐酸化性が優れた発熱材料。自動車排ガス浄化装置用材料に使用

SUH 409 11 Cr – Ti – 0.06 C

自動車排ガス浄化装置用材料。マフラーなど

SUH 446 25 Cr – N – 0.2 C

高温腐食に強く1100°Cまではく離しやすいスケールの発生がない。燃焼室

SUS 405 13 Cr – Al – 0.06 C

焼入硬化が少ない。ガスタービンコンプレッサブレード、焼なまし箱、焼入れ用ラック

SUS 410L 13 Cr – C

耐高温酸化性を要求される溶接用部材、自動車排ガス浄化装置、ボイラ燃焼室、バーナなど

SUS 430 18 Cr – 0.1 C

850°C以下の耐酸化用部品、放熱器、炉部品、オイルバーナ

カテゴリーから探す