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温度上昇試験

よみ
おんどじょうしょうしけん

 変圧器に連続定格負荷をかけて各部分の温度上昇を測定する試験。

 温度上昇試験には実負荷法、返還負荷法、等価負荷法がある。

 (a) 実負荷法じつふかほう

  実際に負荷をかけて行うもので、小容量器に用いられる。

 (b) 返還負荷法へんかんふかほう

  無負荷損と負荷損とを別々に供給する方法で、試験電源容量が少なくてすむので広く用いられる。返還負荷法にはいくつかの方法があるが、同一定格の単相変圧器が2台ある場合、図のように一次、二次をそれぞれ並列とし、一方からは定格電圧で励磁して無負荷損を供給し、他方からは定格電流を通じて負荷損を供給する。

 (c) 等価負荷法とうかふかほう

  短絡試験と同様な回路から負荷損を供給し、その値が全損失となるように調整する方法で、幾分の補正を必要とする。

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