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短絡試験

よみ
たんらくしけん

 一方の巻線端子を短絡し、他方の巻線から定格周波数の定格電流が流れるような電圧を加えて行う試験。

 短絡試験は通常、一次側(高圧側)から行い、一次側に定格周波数の低電圧を加え、これを徐々に上昇させながら一次電流と入力を測定する。一次電流が定格電流$$I_{1n}$$となったときの入力$$P_s$$は負荷損を示し、このときの入力をインピーダンスワットという。このときの電圧計の読み$$V_s$$はインピーダンス電圧でんあつを示す。

 この試験から、一次側に換算した巻線の全抵抗$$r_{21}$$および全インピーダンス$$Z_{21}$$が次のように求まる。

  $$r_{21} = r_1+r_2′ = \frac{P_s}{I_{1n}^2}$$

 

  $$Z_{21} = Z_1+Z_2′ = \frac{V_s}{I_{1n}}$$

2777-1

 三相発電機の端子すべてを接続(短絡)して行うものを三相短絡試験という。

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