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変圧器

よみ
へんあつき

 交流電圧および電流の大きさを変化させる機器。共通磁気回路とこれに鎖交する複数の巻線で構成され、一般的には電圧の昇圧・降圧を行う。構造は共通磁気回路である鉄心と巻線で成り立つ単純なもので、電源に接続される巻線を一次巻線といい、負荷に接続される巻線を二次巻線という。

 変圧器の構造は大別すると内鉄形外鉄形に分かれ、容量は数$$〔\mathrm{kV \cdot A}〕$$あるいはそれ以下のものから、500$$〔\mathrm{MV \cdot A}〕$$の大容量のものまで種々さまざまなものが使用されている。

 電圧を降圧あるいは昇圧する機器。所内用その他の補助用の変圧器に対して、主要機器としてのものを主変圧器しゅへんあつきともいう。単相器と三相器とがあるが、次の利点から、ほとんど三相器が採用される。据付面積が小さい、経済的に有利(特に負荷時タップ切換装置付きの場合)である。単巻変圧器たんまきへんあつき(高圧側巻線の一部を低圧側と共用した変圧器)は、中性点直接接地系統(220$$〔\mathrm{kV}〕$$以上の系統)で使うことができ、経済的である。

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