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二次誘導起電力

よみ
にじゆうどうきでんりょく

 固定子磁界(回転磁界)により回転子巻線(導体)に誘起される起電力。単位はボルト$$〔\mathrm{V}〕$$

 固定子一次巻線の作る回転磁束を回転子導体が切ることによって回転子導体に誘起する電圧で、これによって二次電流を通じ、二次電流と回転磁束との間の電磁力によってトルクを発生する。

 固定子巻線の作る回転磁束の速度すなわち同期速度は一定であるが、回転子の速度が増すにつれて回転磁束と回転子との相対速度は小さくなり、回転磁束を切る速さも減少する。したがって、回転子導体に誘起される二次誘導起電力の大きさならびに周波数が減少し、二次電流もこれに従って減少する。回転子静止時の二次誘導起電力を$$E_2$$とすると、滑り$$s$$で回転しているときの二次誘導起電力$$E_{2s}$$は次式で表される。

 

  $$E_{2s} = s E_2$$

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