「 静止レオナード方式 」

　直流電動機の速度制御方式の一種。ワードレオナード方式における電動発電機を格子制御付き水銀整流器やサイリスタなどの静止形変換装置に置き換えた速度制御方式。可変電圧電源が電子装置のため応答が早く速応制御に適するが、可逆運転や回生制動を行う場合には特殊な回路を組む必要がある。電動発電機と異なり内部抵抗降下が少なく効率がよく、かつ保守が容易で騒音も少ない。しかし低電圧域では交流側の力率が低下し、直流側の電圧脈動が大となるので対策を要する場合がある。