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電機子反作用

よみ
でんきしはんさよう

 電機子電流によって電機子周辺に起磁力を生じ、これが主界磁起磁力に影響を与えて生ずる種々な現象。電機子巻線の電機子表面での電流分布はブラシ軸の左右に正負均等であるため、電機子反作用起磁力はエアギャップに対してブラシ軸を頂点とした二等辺三角形状となる。電機子反作用による影響の主なものは、(a)交差磁化作用による電気的中性点の移動、(b)偏磁作用によって有効磁束を減少させ、また(c)整流子片間電圧の局部的な上昇による整流の悪化、があげられる。軽微な場合にはブラシ位置の移動や補極による整流の改善があるが、多極大容量機では補償巻線を採用することになる。

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