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磁性材料

よみ
じせいざいりょう

 磁性を利用する材料で、磁束の通路として用いられる磁心材料じしんざいりょうと、永久磁石に用いられる磁石材料じしんざいりょうとに大別される。

 磁心材料には、磁束をよく通し損失が少ないものという要求から、比透磁率$$\mu _s$$、飽和磁束密度ならびに抵抗率が大きく、保磁力$$H_c$$の小さい薄板を積み重ねて使用する。一方、磁石材料には磁化された状態を長く保つという必要性から、保磁力と残留磁束密度の大きい材料が選ばれる。図中、$$B_r$$は残留磁束密度、$$H_c$$は保磁力で、 透磁率$$\mu$$は、$$\mu=B/H,\mu=\mu_0 \mu_s$$ $$\mu_0$$:真空の透磁率$$4\pi \times 10^{-7},\mu_s$$ :比透磁率)で示される。図のループ、$$a、b、c、d、e$$をヒステリシス曲線きょくせん(ヒステリシスループ)という。

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