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風力発電

よみ
ふうりょくはつでん

 自然の風のエネルギーを風車により機械エネルギーに変換し、発電機を接続して電気エネルギーを得る発電方式。

 単位時間当たり得られる風のエネルギー$$P〔\mathrm{W}〕$$は、風速を$$V〔\mathrm{m/s}〕$$、受風面積$$A〔\mathrm{m^2}〕$$、空気の密度を$$\rho〔\mathrm{kg/m^3}〕$$とすると、次式で与えられる。

  $$P = \frac{1}{2}\rho AV^3$$

 風力エネルギーは無尽蔵に存在し、クリーンなエネルギーであるが、エネルギー密度が低く、風向・風速が時間、季節とともに変化するので安定したエネルギーとなりにくい、立地に適した場所に限りがある、などの問題がある。

 風車には多翼式、水平軸プロペラ式、サボニウス形、ダリウス形などがある。発電用としてはプロペラ式がよく用いられるが、変動する自然風に対しても安定した特性があること、ブレードのピッチ角を可変とすることができ風の状況に応じた制御ができること、などによる。

 ブレードの軽量・高強度化・高性能化・低騒音化を図りながら大容量化が進められており、1基2.5$$〔\mathrm{MW}〕$$クラスの大形風力発電機が実用化されている。

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