「 発電端熱効率 」

　発電機の発電電力量と燃料の発生熱量との比で次式で表される。

　　　\begin{eqnarray}
\eta &=& \frac{3600W_G}{BH} × 100〔％〕\\
&=& \eta_B\eta_T\eta_G　（小数）
\end{eqnarray}

　$$3600$$： 電力量を熱量に換算する際の係数$$〔\mathrm{kJ(/ kW \cdot h)}〕$$

　$$W_G$$：発電電力量$$〔\mathrm{kW \cdot h/h}〕$$

　$$B$$：燃料消費量$$〔\mathrm{kg/h}〕$$

　$$H$$：燃料の発熱量$$〔\mathrm{kJ/kg}〕$$

　また、上式より発電端熱効率はボイラ効率$$\eta_B $$、タービン効率$$\eta_T $$、発電機効率$$\eta_G$$の積でもある。火力発電プラントの発電端熱効率は35～40〔%〕程度で、損失の大部分は復水器の放熱損失（約45〔%〕）と排ガス損失（約10〔%〕）である。