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ノルマル立方メートル

よみ
のるまるりっぽうめーとる

 気体の容積を温度0〔°C〕、圧力760〔$$\mathrm{mmHg \cdot abs}$$ 〕(1013〔$$\mathrm{hPa}$$〕)の標準状態における容積で表した標準気体で$$\mathrm{{m^3}_N}$$で表され、1モルの標準気体(温度0〔℃〕、圧力760〔$$\mathrm{mmHg \cdot abs}$$ 〕)の容積は22.4リットルである。

 蒸気や気体は一般に圧力、温度が変わると容積も変化し、その容積を表す場合、温度と圧力がどういう条件での値かを示さなければ意味がなく、二つのものの容積を比較する場合には圧力と温度の条件を同じにしなければならない。そこで標準状態として温度0〔°C〕、圧力760〔$$\mathrm{mmHg \cdot abs}$$ 〕を共通とするようにしている。

 温度$$T$$、圧力$$P$$、容積$$V$$ の気体があり、一般ガス定数を$$R_0$$(8314.3〔$$\mathrm{J(/ mol \cdot K)}$$〕)、気体のモル数を$$n=1モル$$とすると、

  $$PV = nR_0T = R_0T$$

 これを標準状態での温度$$T_0$$、圧力$$P_0$$、容積$$V_0$$ にした場合、

  $$P_0V_0 = nR_0T_0 = R_0T_0$$

となり、下式により$$\mathrm{m^3_N}$$を得ることができる。

  $$V_0 = \frac{PT_0}{P_0T}×V = \frac{P/P_0}{T/T_0}×V 〔{m^3}_N〕$$

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