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再熱タービン

よみ
さいねつたーびん

 高圧タービンを出た蒸気を再熱器で加熱し再びタービンへ戻す再熱サイクルを利用したタービン。タービン入口蒸気圧力を高くして、その蒸気をタービンの中で高真空度まで膨脹させると排気の湿り度が制限値を超すようになり、タービンの羽根の浸食が甚しくなり、タービンの内部効率も低下する。このため、高圧タービンから出た蒸気をボイラの再熱器で加熱し、温度を上げた後再びタービンへ戻して復水器の真空まで膨脹させるようにしたものである。再熱することによってタービン効率は向上するが、再熱設備は複雑であり建設費が高くなるため、入口蒸気圧力が約10$$〔\mathrm{MPa}〕$$を超すと再燃タービン(再熱再生タービン)が多く採用される。

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