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二段燃焼法

よみ
にだんねんしょうほう

 燃焼用バーナの構造を工夫し、燃料の供給に対して燃焼用空気を二段階で供給して燃焼させ、燃焼排ガス中の大気汚染物質の一種である窒素酸化物($$\mathrm{NO_x}$$)を低下させる燃焼方法。

 燃料の燃焼により発生する窒素酸化物には、燃料中の窒素が酸化して発生する$$\mathrm{NO_x}$$($$\mathrm{Fuel\,NO_x}$$)と燃焼用に供給する空気中の窒素が酸化して発生する$$\mathrm{NO_x}$$($$\mathrm{Thermal\,NO_x}$$)がある。この$$\mathrm{Thermal\,NO_x}$$は温度が高いほど発生しやすいため、燃焼温度の低下、排ガスの高温での滞留時間の短縮が窒素酸化物排出低減に効果がある。

 二段燃焼法は一段目の空気供給で過剰空気(低過剰空気運転)を少なくして酸素濃度が不足する燃焼をさせ、そのすぐ後に二段目の空気供給を行って不足する酸素を補給し、トータルとして所定の過剰空気率となるようにする。これにより、窒素酸化物($$\mathrm{NO_x}$$)生を抑制できる。

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