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水撃作用(ウォータハンマリング)

よみ
すいげきさよう(うぉーたはんまりんぐ)

 水車の使用水量の急激な変化に伴う、水圧管内の圧力の急激な上昇または下降の作用。水管を弁によって急に遮断した場合に発生する圧力は、水管上部の開放端と下部の閉鎖端(弁部)との間で反復伝搬する。このような場合は、水流が急激に減速または加速するため、水圧管内の圧力が急上昇、または急下降して、水圧管が破壊されることがある。これが水撃作用(ウォータハンマ作用)である。これを防止するため、サージタンク(調圧水槽)を水圧管の入口の近くに設け、その内部の水位を水圧の変動に応じて昇降させることで、圧力急変に対するクッションとしてエネルギーを吸収させる方法がとられる。水撃圧すいげきあつ(水撃作用による圧力変動値)は流速が速いほど、また水圧管路の長さが長いほど大きい。

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