「 流出係数 」

　ある河川の流域における降水量に対する河川流量の割合。その流域全体に降った雨の水量のうち、どの程度が河川流量となって流出するかを示す係数であり、耕地が多く雨量の少ない所では0.4～0.5程度であるが、森林が多く雨量も多い山岳部では0.7以上となる所もある。

　流域面積$$A〔\mathrm{km^2}〕$$、年降水量$$B〔\mathrm{mm/m^2}〕$$、流出係数$$C$$の河川で利用できる年間平均の流量は、次式で求められる。

　　$$Q=\frac{A \times 10^6 \times B \times 10^{-3} \times C}{365 \times 24 \times 60 \times 60}$$

　　　 $$≒\frac{ABC}{31540}〔\mathrm{m^3/s}〕$$