「 実効値 」

　交流の一周期にわたる2乗の平均の平方根をいう。例えば、14頁の①式の場合、

　　$$I = \sqrt{\frac{1}{T}\int_0^T i^2 dt}$$

　　　$$=\sqrt{\frac{1}{T}\int_0^T I_m ^2 sin^2 \omega t dt}$$

ここで、$$T= 1/f = 2\pi/\omega$$

　　$$\therefore　I={I_m}/{\sqrt{2}}$$　

である。この電流の実効値$$I$$は、$$I$$が抵抗$$R$$を流れたとき生ずる熱損失が、同じ値の直流が流れたとき生ずる熱損失に等しいことを意味する。