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共振周波数

よみ
きょうしんしゅうはすう

 回路のインピーダンスあるいはアドミタンスがある周波数において極値をとるとき、こ
の周波数を共振周波数という。例えば、電源電圧$$E$$$$LCR$$直列回路では、アドミタンス$$Y$$は、

 

  $$Y = \frac{1}{\sqrt{R^2+( 2\pi fL – \frac{1}{2\pi fC} )^2}}$$

 

であり、図に示すように、

 

  $$f_0 = \frac{1}{2\pi \sqrt{LC}}$$

 

のとき、$$Y$$は最大値

 

  $$Y = \frac{1}{R}$$

 

となる。したがって、$$f_0$$が共振周波数となる。

 

1837-1

 

 このような$$LCR$$直列回路での共振を直列共振ちょくれつきょうしんと呼ぶ。

 $$LCR$$並列回路での共振を並列共振きょうれつきょうしんという。

 $$LCR$$並列回路のアドミタンスは、

 

  $$Y=\sqrt{\left( \frac{1}{R} \right) ^2 + \left(2\pi fC-\frac{1}{2\pi fL} \right)^2}$$

 

であり、直列共振の$$f_0$$と同じ共振周波数で共振し$$Y$$は最小になる。$$R + j2\pi f L$$と$$-j \frac{1}{2\pi fC}$$の並列回路でも、$$Y$$が最小になる状態を共振というが、共振時の$$f_0$$$$Y$$の値は、$$L \cdot C \cdot R$$の並列回路と少し異なる。

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