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ひずみ波の実効値

よみ
ひずみはのじっこうち

 直流分、基本波および各高調波こうちょうは(基本波の整数倍の周波数をもつ正弦波)の実効値の2乗の和の平方根をいう。ひずみ波電圧の実効値を$$E$$、直流分を$$E_0$$、基本波の実効値を$$E_1$$、各高調波の実効値を$$E_2$$、$$E_3$$、 … とすると、

 

  $$|E| = \sqrt{E_0^2 +|E_1|^2 + |E_2|^2 + |E_3|^2 + \cdots \cdots}$$    ②

 

となる。

 このように定義されたひずみ波交流の実効値を使い、ひずみ波交流の皮相電力、力率を次のように定義する。

 

  $$皮相電力=電圧の実効値 \times 電流の実効値$$

 

  $$力率 = \frac{有効電力}{皮相電力}$$

 

 なお、高い周波数を高周波こうしゅうはと呼ぶ。高次(例えば、基本波周波数の20倍は20次)の高調波は高い周波数であるが、高周波とはいわない。高周波加熱や、無線の電波のように、用いる交流そのものの周波数が高いのが高周波である。

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