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正弦波交流

よみ
せいげんはこうりゅう

時間に対し正弦波状に変化する電流。正弦波は一般に次式の形で表される。

 

  $$i = I_m sin(\omega t – \phi)〔\mathrm{A}〕$$       ①

 

ただし、$$\omega =2\pi f$$:角周波数$$〔\mathrm{rad/s}〕$$

$$f$$:周波数$$〔\mathrm{Hz}〕$$、$$phi$$:位相角$$〔\mathrm{rad}〕$$

$$I_m$$:電流の最大値$$〔\mathrm{A}〕$$

 また、正弦波交流は時間とともに正弦波状に変化する波形を指す用い方もあり、電圧・電流は、正弦波交流電圧・電流と呼ぶ。

 一般の回路計算では、例えば並列の枝路がない1本の回路では、ある瞬間に①式で計算されるある電流が回路の$$a$$点に流れるならば、同時に離れている$$b$$点にも同じ電流が流れるとする。1本の枝路でも同様である。

 これに対して、非常に長い線路に交流電圧を加えた場合(あるいは、高い周波数の電圧を加えた場合)は、電圧や電流が伝わるのに時間がかかるため、離れた2点間の電流が同じ値でなくなり、線路の長さ方向に正弦波形が乗る形で電流が分布するようになる。この波形の1周期の長さを波長はちょうといい、波の進行速度を周波数で割った値である。

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