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アブレッシブ摩耗

よみ
あぶれっしぶまもう

 接触する突起の一方が相手方よりはるかに硬く鋭い場合の接触は、図(a)のように鋭い突起が相手面に食い込んだ形になる。この状態に摩擦力を加えると、接触面$$AB$$における凝縮強度と突起の鋭さによっては塑性域$$ABC$$を進行方向へ押し出し相対変位が生ずる。$$BC$$の長さの水平成分を$$2b$$とすれば、図(b)のように$$2b$$だけ滑ることにより$$ABC$$の摩耗粉が形成される。

 このような形態の摩耗をアブレッシブ摩耗という。別名「すりみがき摩耗」とも呼ばれ、歯面のすべり方向に発生する。

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