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等価ばね定数

よみ
とうかばねていすう

 機械系では、ばねを複数個を同時に使用することが多く、これを1個のばねとして等価的に計算する。

 (1) 図(a)のように、直列結合のばねの場合のばね定数を$$k_1$$$$k_2$$とすると、力=ばね定数×伸びにより、それぞれの伸びが$$1/k_1、1/k_2$$となり、

  全体の伸び=$$\frac{1}{1/k_1 + 1/k_2}$$

となる。または、

  $$\frac{1}{k} = \frac{1}{k_1} + \frac{1}{k_2}$$, $$\frac{1}{k}=\sum_{i=1}^n\frac{1}{k^i}$$

が成立する。$$n$$個のばねが直列につながっているときは、上式が成立。

 (2) 並列結合のばね

  図bのように全体のばね定数を$$k$$とすると、単位荷重で引っ張ったときの伸びは$$1/k$$である。

  $$1=\frac{k_1}{k}+\frac{k_2}{k}$$、あるいは $$k=k_1+k_2$$

 が成立する。$$n$$個のばねが並列につながっているときは、

   $$k=\sum_{i=1}^n k_i$$

 が成立する。

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