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技術者の英文履歴書の書き方

技術者が外資系企業や日系企業の海外と関わるポジションに応募する際に必要なケースがある英文履歴書。書く前からハードルが高いとためらう人も多いのではないでしょうか。
しかし、英文履歴書には、難しい文法は必要ありません。箇条書きで必要な事項を並べていけばいいので、辞書を引きながら意外と簡単に作れます。

ここでは英文履歴書の基本的な書き方を紹介します。さらに参考となる英文履歴書のサンプルと、すぐに書き始められるテンプレートを提供します。

  1. 01 英文履歴書を
    書くためのポイント
  2. 02 英文履歴書の見本
    と基本的な書き方
  3. 03 英文履歴書を
    より良くするために
  4. 04 まとめ

01英文履歴書を書くためのポイント

英文履歴書は、自分という「商品」を企業に売り込むための「宣伝広告」と考えて作りましょう。自分がこれまでやってきた具体的な仕事内容や、業務の中で達成した実績をまとめ、企業の求める人材とマッチしていることを示します。英語の求人票が出ている場合は、とくに参考にしながら書くと良いでしょう。

内容やまとめ方は自由で、日本語の職務経歴書に近いです。ただし、英文履歴書には日本語の書類とは違うルールも多いので、ポイントを以下で解説していきます。

強調したい順、新しい順にまとめる

英語が文法上「結論から述べる」形になっているように、英文履歴書でも大切なことから先に書いていきます。一番アピールしたいポイントから順番に並べていきましょう。職歴や学歴など、時系列に沿って書くものは、新しい項目が一番上にきます。

要点を整理して箇条書きでまとめる

英文履歴書では、主語を省いた箇条書きを使い、伝えたいポイントを整理して書くことが大切です。あれもこれもアピールしたいと欲張るよりも、伝えたいことを絞って簡潔にキャリアをまとめたほうが効果的です。
複数のプロジェクトにまたがって働いていたり、仕事ごとに求められる技術が違っていた、という場合は、表を使うのも良いでしょう。パッと見のわかりやすさも重要です。

募集要項に合わせたキーワードを入れる

英文履歴書を書く前に、企業の募集要項をしっかり読みこみ、求められる経験や技術を理解しておきましょう。それに合わせたキーワードを盛り込んでいくことで、選考時に採用担当者の目に止まりやすくなります。とくに英語が苦手な人にとっては、英語版の募集要項に使われている英単語や表現が大きなヒントになります。

キーワードとなるものは、たとえば顧客の会社名、業務に使用したソフトや言語などのテクニカルスキルなどが挙げられます。

PCで作成し、A4で2枚以内に収める

英文履歴書はPCで作成しますが、日本語の履歴書のように決まったフォーマットがあるわけではないので、原則的には自由に書いてかまいません。下記のポイントを守りながら、自分が相手に知ってほしいことがわかりやすくまとまるように工夫しましょう。

用紙
A4サイズ(レターサイズは使わない)
枚数
1~2枚以内
フォントサイズ
本文はTime New Romanの10~12tptなど、見やすいものを使用。見出しや強調したいところはサイズを上げる、太字や斜体にするなどでメリハリを
モノクロ(カラーは使わない)

基本的な英語の文法にも注意

英文履歴書は箇条書きを使うため、名詞句や動詞から始める文章で書いていきます。すべて自分について書かれている書類なので、「I am~」などと主語からはじめる文章は使いません。

また、スペルミスがあると印象が悪くなるのでwordのスペルチェック機能を使用するなどして、間違いのないよう徹底しましょう。
その他、文法で気をつける点は以下のとおり。

冠詞(the, a/anなど)
省略する
一人称(I am~など)
使わない
文頭
名詞句や動詞から文章を始める
数字
アラビア数字を使用
(×over ten years → ○10+ years)
英文履歴書が必要になるケース

英文履歴書は、応募の時点で提出する場合もあれば、ある程度選考が進んだ段階で求められるケースもあります。英文履歴書が必要になる理由としては以下の3つのパターンが考えられます。

  1. 1.業務上必要な英語力を試しているパターン(応募の時点で必要なことが多い)
  2. 2.面接官が外国人で、職務経歴書の翻訳版として必要なパターン
  3. 3.外資系企業で、本社への申請に必要なパターン
    (面接の過程で求められることが多い)

1. 2. では一定の英語力が求められますが、3. では形式上の書類という扱いなので、簡単な内容でOKという場合もあります。英文履歴書の提出が求められた際は、どの意味合いで必要なのかを考えながら作るのもよいかもしれません。

02英文履歴書の見本と基本的な書き方

ここからは、英文履歴書の具体的な書き方にてついて、ひとつひとつの項目に分けて解説していきます。

左が完成した英文履歴書、右はその日本語訳です。
日本語訳を見てみると、英文“履歴書”とはいえ、実際はほとんど日本語でいう職務経歴書と同じだとわかります。それに連絡先や学歴といった、履歴書の情報を追加してあるのが英文履歴書なのです。

1PERSONAL INFORMATION(氏名、連絡先)

自分の氏名、住所、電話番号、携帯電話番号、メールアドレスを記入します。氏名はこの英文履歴書のタイトルにあたるので、大きめのフォントで入れておきましょう。

2SUMMARY(職務要約)

自分のこれまでの経験や実績、スキルのなかから、とくに募集要項で求められていたポイントや自分の強みをピックアップし、箇条書きでまとめます。ここは自分こそが募集しているポジションにふさわしいと示す重要な欄。スキルや生かせる経験はもちろん、マネジメントスキルやリーダー経験、コミュニケーション能力など求められている資質を盛り込みましょう。

3WORK EXPERIENCE(職務経歴)

これまでの職務経歴を、新しいものから順番に並べていきます

まず企業名と在籍期間を書き、企業情報(主な事業内容と資本金、売上高、従業員数など)をまとめます。次に役職、部署、担当した製品や顧客などの情報をまとめたうえで、具体的な仕事内容を箇条書きで並べていきます。使用していたツール等がある場合は、一緒にまとめておくと親切です。誰とどんな仕事をしていたのか、できるだけ具体的に書けるとよいでしょう。

役職とは…
役職というと「係長」「部長」といったものを想像しがちですが、平社員であっても自分のポジションを一言で表現する肩書きを書いておきます。たとえば「senior engineer(シニアエンジニア)」「designer(設計担当者)」「marketing specialist(マーケティング担当)」などと表現します。ちなみに「staff」は英文履歴書にふさわしくない単語なので、「staff of development design department(開発設計部のスタッフ)」といった表現は避けましょう。
転職回数が多い人は…
転職回数が多い人も、経歴はすべて書いておきましょう。確かに一般的な英文履歴書の書き方では、応募する職種に関係する経歴のみ書けばいいと説明されていることもあります。しかしほとんどの企業では日本語の職務経歴書と一緒に提出するため、両方を見比べて疑問に思われる可能性があります。相手に不要な疑いを持たれないためにも、経歴はすべて書くのがベターです。
4EDUCATION(学歴)

大学以降の学歴で、卒業年度、大学名、学位を書きます。ただし、仕事内容と関係のある高等専門学校や短期大学(college)、専門学校などで学んだ場合は、ぜひ書いておきましょう。研究職などの方で、学生時代の研究のテーマが仕事と直結している場合は、研究内容や論文のタイトルを追加するのもよいでしょう。

5CERTIFICATION & SKILLS(資格・スキル)

仕事に関係する資格やスキルを正式名称で書きます。資格には取得年も添えましょう。スキルについては、業務上で使っていたソフトや言語、ツールなどもまとめておくと便利です。
また、特別なスキルなどがない場合でも、顧客先へのプレゼンをしなれていることをアピールするためにPowerPointが使えるといったことを盛り込むのもよいでしょう。

6LANGUAGE(語学)
TOEICの点数や検定などの資格名を、取得年とともに記入します。それだけではなく、「英語で商談や折衝ができる」「日常会話や部下への指示が英語でスムーズに行える」など、具体的にどんなレベルで業務に使えるかも書いておくとベターです。
TOEICの点数は、一般に2年以内のものを書きます。それ以前に取得した点数でも、高得点の場合は英語の基礎力のアピールになるので書いてかまいません。
7その他、入れてもいい項目

その他にも、世の中の『英文履歴書の書き方指南』によって入れる/入れないと書かれていて判断に迷う項目もありますので、以下で説明していきます。

希望職種(OBJECTIVE)
希望職種を書く必要はありません。希望職種を入れてしまうと、企業側が「応募してきた求人枠よりも、もっと合うポジションでオファーしたい」と考えた場合に不利になる可能性もあります。
レファレンス(REFERENCE)
レファレンスとは、採用前に応募者のスキルや経験について企業が第三者に問い合わせること。問い合わせ先となるのは、応募者の職場の上司や同僚、親密な関係の顧客など、応募者の仕事での様子を知っている人です。
企業によっては外資系、日系を問わずレファレンスのために第三者の連絡先を求めてくることがありますが、英文履歴書に先に書いておく必要はありません。企業から求められたら、その時点で対応しましょう。その際は、本人に了承を取ったうえでレファレンス先の電話番号やメールアドレスを企業に教えます。
配偶者や子供の有無、過去の給与、志望動機など
日本語の履歴書と違って、英文履歴書には年齢や性別、健康状態、配偶者や子供の有無などのパーソナルデータや、顔写真、過去の給与、退職理由、志望動機などは入れないことになっています。とくにアメリカの雇用に関する法律では、採用に性別や年齢でのバイアスをかけてはいけないことになっているため、入れていると「知識のない人」とみなされてしまうことがあります。
ただし、外資系・日系を問わず人事を日本人が務めている企業に提出する場合は、経理上の手続きに必要なことから配偶者や子供の有無を記載するよう求められることもあります。

03英文履歴書をより良くするために

ここでは、英文履歴書をより魅力的に見せるためのヒントをご紹介します。
まず企業の募集要項をしっかりと分析し、その上で自分の経歴からアピールできる部分を考えてみましょう。

具体的な数字を使って説明する

英文履歴書では、数字を使って具体的に業績をアピールすることが重要です。
例えば購買や生産技術であればどれだけコストダウンできたか、どれだけ不具合品の割合を減らせたか、営業であれば売上高の前年比などを数字で示すことができます。

また、数字で業績を伝えにくい職種であれば、関わったプロジェクトの大きさを予算や人員、期間などの数字で伝えるのも有効です。

謙虚になりすぎない

日本人なら謙虚さは美徳と考えてしまいがちですが、海外では自分にできることはしっかりアピールするのが当たり前。書いていないことは伝わりませんから、知ってほしいことはしっかり書きましょう。とくに技術者の場合、自分のスキルについては自信があっても、語学力やコミュニケーション能力は過小評価しがちです。アピール材料があればぜひ盛り込みましょう。

コミュニケーション能力も必要に応じてアピール

技術者の転職で、とくにマネジメントを行うポジションへのステップアップを考えている人にとっては、社内・社外問わずスムーズなコミュニケーションが取れることは大きな強みとなります。

研究、設計、開発などの職種で、顧客との打ち合わせに同席していたことが重要なプラスポイントになることがありますので、その場合はぜひ書いておきましょう。

ネット上の作例をコピペするのは NG

ネット上にはさまざまな英文履歴書の例が紹介されているので、自分と似た経歴の英文履歴書をそのままコピペして使えばいい、と考える人がいるかもしれませんが、それはNG。コピペで作った英文履歴書は、自分の経歴を的確に表現できておらず、自分の商品価値を下げる「宣伝広告」になってしまいかねないからです。

ただし、見やすいフォーマットのまとめ方や、英語の言い回しを参考にする分には構いません。さまざまな英文履歴書を見比べて、良いところを真似し、自分の英文履歴書をどんどん進化させましょう。

04まとめ

英文履歴書は、高度な英語が要求されるイメージがありますが、実際に書き始めてしまえば「案外簡単だった」という人も多いものです。コツさえつかめば自分なりにカスタムしながら作ることができます。

英語があまり得意でない場合は、一度日本語の職務経歴書をもとに日本語版として内容をまとめ、英語に翻訳していくよりも「意味を伝える」ことに主眼をおき、思い切った意訳で英文を作っていくとうまくいきます。また、どうしても自信のない人は、自分の周りにいる英語のできる人や、転職エージェントに相談するのもよいでしょう。
英文履歴書を作ることができれば、転職の選択肢も増えるはず。作成した英文履歴書を武器のひとつに、理想の転職を叶えてください!

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