1. E&M JOBS ホーム>
  2. 応募書類の書き方>
  3. 職務経歴書の書き方

技術者の職務経歴書の書き方

職務経歴書は、転職する上で欠かせない応募書類です。
とはいえ、履歴書と比べると、あまり馴染みがない人も多いかもしれません。

ここでは、職務経歴書の作成に苦手意識を持っている人はもちろん、今まで一度も書いたことがない…という人にもわかりやすく、職務経歴書作成の方法とポイントを解説します。果たして、技術者はどのような職務経歴書を書き上げるべきなのか…順番にご説明していきましょう。

  1. 01 職務経歴書は、
    履歴書よりも重要な
    応募書類
  2. 02 職務経歴書の
    基本ルール
  3. 03 職務経歴書の
    書き方(見本付き)
  4. 04 まとめ

01職務経歴書は、
履歴書よりも重要な応募書類

職務経歴書とは、あなたがこれまでどんな会社に所属し、どのような経験・スキルを有しているかを詳しくまとめたもの。書類選考の合否に直結するだけでなく、面接時も、職務経歴書に書かれた内容を元に進められていく場合が多いです。

履歴書も職務経歴書も採用担当者が目を通すことに変わりありませんが、履歴書は連絡先や家族構成などを含めたあなたの概要を記したもので、採用後に保管する書類という側面が強いです。

02職務経歴書の基本ルール

職務経歴書には決まった書き方がない

職務経歴書は、履歴書のように決まったフォーマットがあるわけではありません。パソコン(word等)を使って自分で作成し、自宅やコンビニのプリンタで印刷して提出します。

職務経歴書の基本ルール

  • A4タテの用紙に横書きで作成
  • 文字サイズは10~12pt程度(見出しは14~16ptで)
  • 2~3枚くらいにまとめる(職歴が多い人でも4枚以内が基本)
  • 読みやすくなるよう枠線や箇条書きなどを多用する
  • 文字に色を付けたり装飾を施したりするのはNG

技術者にオススメなのは“逆編年体”

決まったフォーマットがない、とはいうものの、一般的にオーソドックスな形はおおよそ決まっていますからご安心下さい。

職務経歴のまとめ方には、古いものから順に記していく「編年体」、直近の職歴から古い方へさかのぼっていく「逆編年体」、会社問わずプロジェクトごとに職務経歴をまとめた「プロジェクト式」という3つが一般的。その中でも、技術者は、直近注力してきた経験がなにより重要視されるため、逆編年体で書くのが一般的です。

“何を使って、何をしたか” “使用ツールは何だったか”
  “成果はどうだったか”

技術者が職務経歴書で伝えるべき内容は、とてもシンプルです。「何(素材や技術など)を使って、何をしたのか」「そのために使用したツールは何か」「そしてその成果はどのようなものだったのか」。この3点を伝えさえすれば、あなたの実力を低く見積もられることはありません。

では、具体的にはどう書いていくべきか。逆編年体をベースとした書き方を見ていきましょう。

※自分で1から職務経歴書を作成する自信がない場合は、こちらで技術者に特化した職務経歴書のテンプレートを無料配布しています。ぜひご活用ください。

03職務経歴書の書き方(見本付き)

機械設計エンジニア版

生産技術エンジニア版

1日付と名前
日付は、提出する日付(郵送の場合は投函日)を西暦表記で「20XX年XX月XX日現在」とするのが一般的。元号(和暦)でもかまいませんが、下の職務経歴を含め、職務経歴書全体で、必ずどちらか一方に統一しましょう。
名前は「氏名」と前置きした上で、フルネームを漢字で明記します。日付と名前は必ず右寄せしておきましょう。
2職務要約

2~3行程度であなたのこれまでのキャリアを簡単に説明します。「どんな会社で」「何と言う職種で」「どのような業務を行ってきたのか」の三点に触れられればOK。業務に関しては、一言で終わらせず「●●業務から××業務まで」「○○を中心に△△業務を」などと仕事の幅や注力業務がわかるような表現を。

採用担当者はまずこの職務要約を見て、その職務経歴書が注目すべきものか判断します。目に止めてもらえるためにも、今回応募する求人と関わりの深い業務を中心に盛り込んでおきましょう。

3職務経歴(概略)

逆編年体の職務経歴では、直近に在籍した会社から順番に、その会社でどのような経験をしたかを、配属先や役職ごとにまとめていきます。

まず、いつ在籍した何と言う企業の職歴なのかがわかるよう、冒頭に企業名とそこに在籍した期間を明記。それだけでなく、どのような環境だったのかが伝わるよう、会社の簡単な特徴を記します。具体的には、事業内容と資本金、売上高、従業員数が書かれていればOKです。いずれも正確に、企業名を書く際は「(株)」などと省略せず、「株式会社」「有限会社」など正式名称で。

4職務経歴(詳細)

会社の名前や特色がわかったら、次はいよいよその会社での職歴を記載します。図のように罫線で表を作り、左側に在籍した期間を。右側上段に配属先と役職、その下に「主な業務」として行った業務内容を記します。

「主な業務」を書く際のポイントは、長文で書かず、細かく箇条書きで列挙していくこと。このとき、応募先の求人内容と関係の深い業務や求められている経験を真っ先に挙げるなど、少しでも目に留めてもらえるような工夫が大切です。経験豊富な方がアピールになりますから、出し惜しみせず、行った業務はできる限り省略せず全て書きましょう。

設計職は「担当製品」「使用ツール」も明記する
設計職の場合は、「主な業務」を少し詳しく書くことを意識しましょう。試作品・量産品どちらの設計を手がけたのか、シミュレーションまで自ら行っていた場合はそのことも忘れずに明記。加えて、「担当製品」と「使用ツール」という見出しを設け、「どんなツールを使って何を作ってきたか」を明確にすることが大切です。
設計職は、設計していた「モノ」とそれにしようしたツールさえわかれば、ある程度の力量が推測できる職種。採用担当者も「このツールを使ってこれだけのものを作っていた人なら、きっとウチの仕事も問題なくできるだろう」といった判断材料として、この項目を見ています。
生産技術は特に「主な業務」に注力し、加えて「主な実績」を明記する
生産技術の場合は、「主な業務」をとにかく多く書き、経験の幅広さをアピールするのが有効です。会社によって業務内容がかなり多岐に渡る職種だからです。中でも自働化や省力化は評価されやすいトピックス。担当経験があれば必ず記載を。
加えて忘れてはならないのは、あなたが工場や会社にもたらした、結果です。「主な実績」という欄を設け、生産効率が何%改善されたか、品質不良率が何%減ったか…など具体的な数字で実績を明記。加えて社内で表彰された経験がある場合は、そのことも必ず明記しておきましょう。
同じ会社内でも部署やポジションが変わっていたら職歴は分けて書く
職務内容は、1つの会社につき1つとは限りません。見本は、チーフエンジニアになる前となった後との2つに職務経歴欄を分けて整理していますが、同じ会社内でも配属先や役職などが変わって業務内容に変化があった場合は、分けて書いた方が伝わりやすいものです。
5保有資格・スキル

保有資格とありますが、技術者の場合ここで重視されるのは、資格の有無より「どんなスキルを持っているか」。どんなツールを何の業務目的で使用しているかを列挙しましょう。設計職の場合は職務経歴欄にも書いているはずですが、ツールの使用経験は企業との相性を決める大切な要素。盛り込めなかったものも含め、改めてここに全てを列挙していきましょう。WordやExcelなどの一般的なPCスキルもここに記載します。

書く内容が多くなってしまう場合は、【保有資格】【スキル】【PCスキル】と分けて書くとよいでしょう。

あれば書いておいた方が良い【受賞歴】と【語学力】

社内外問わず、仕事を通じて何らかの表彰を受けた経験がある場合は、その名称や順位を記載。またTOEICなど英語力を示すスコアを持っている人は、500点以上の場合のみ記載しましょう。

ビジネスシーンでは、TOEICを応募書類に書く場合は最低600点以上、と言われています。ですが技術者の場合、日本に生産拠点を持つ外資系企業や海外プロジェクトを前提とした企業など一部を除けば、ほとんどの場合、それほど高い英語力を求められることはなく、「英語力を持っていれば尚良い」というプラスアルファの要素として受け止められることが多いため、積極的に記載しておきましょう。

資格名や級数は正確に
履歴書の資格欄同様、資格やツールの名称は必ず正式なものを書きましょう。独自の呼び方や略したものでは伝わりません。
また、点数や級位を書く際は、必ず間違っていないか確認を。
6自己PR

技術職の場合、経験・スキルが何よりも重視されるため、そこまで気合いを入れて長文で自己PR欄を書く必要はありません。やる気を見せるという意味では、空欄でなくちゃんと書いてあるということがなにより大切と言えるでしょう。

ですが、せっかく書くなら、アピールになる要点は抑えておきたいもの。そこでオススメなのが、【職務経歴】欄や【保有資格・スキル】欄では伝えられなかった、あなたの仕事に対する主体性を伝えること。不具合に対する対応や後輩指導、関係部署を巻き込んだ自主的な提案など…誰かから指示されたのではなく、あなたが自ら率先して行った業務について、具体例を交えて書いてみることです。

加えて、職種によっては次のような内容を盛り込んでも効果的です。

設計職の場合
  • 行っていた設計は試作品か量産品か、あるいは両方か(メーカーの場合)
  • 力学や材料特性を考慮して設計を行っていた経験
  • 設計だけでなくシミュレーションも自ら行っていたこと
生産技術職の場合
  • 自動化や省力化プロジェクトに携わった経験
  • 新工場の立ち上げ経験
  • 工場の移設を担当した経験
  • いかに幅広い業務を全うできるか
実務経験が浅い場合は大学・大学院時代の研究内容を書くのも手

実務経験がそれほど長くない場合は、自己PR欄に大学・大学院時代の研究内容を書き、技術や知識のアピールを行うのも手です。書き方に決まりはありませんが、読んだ人にしっかりと伝わるよう、「何を使って(技術や素材など)」「何をしたのか(分析や実験の内容)」「その結果どのような成果を得たのか」の三点がわかるように書くことがポイントです。

職務経歴だけではアピール不足かなと感じたら盛り込んでしまって構いませんが、大学での研究内容が評価されるのは、せいぜい30代前半まで。35歳を過ぎたら職務経歴だけで勝負した方が無難です。

何を書くべきか迷ったら、応募する企業の求人を見て、大学~前(現)職まででアピールになりそうなトピックスは何か考えてみると良いでしょう。

04まとめ

技術者の職務経歴書は、世間一般の転職バイブルで言われているほど、考えて書くようなものではありません。それは、あなたの持つスキルと経験が正確に伝わりさえすれば、それだけで企業側もある程度その人を採用すべきか否かがわかってしまうからです。

但し注意しなければならないのは、あなたの経験・スキルをただ淡々と記すだけでは、採用に至りづらいということ。あなたがAという業務をメインにBという業務をサブで行ってきた人だとしても、応募する企業がBの業務の経験者を望んでいるなら、職務経歴書ではAよりもBの業務について詳しくスペースを割いて説明しなければなりません。

職務経歴書を書くときは、デスクの傍らに応募する企業の求人を開き、どんな人物を求めているか確認しながら書き進めましょう。そうすれば、自ずと迷うことなく、その企業にとって最適なかたちの職務経歴書が完成するはずです。

無料でダウンロードして今すぐ使える。
技術者向けの職務経歴書テンプレート(記入見本つき)をご用意しました。

職務経歴書のテンプレートをダウンロードする

転職支援のプロが履歴書・職務経歴書の作成をサポート。
「失敗したくない」「ちゃんと書けるか自信がない」という方向けに、
転職のプロコンサルタントによる無料の転職サポートをご用意しています。

無料転職サポートを依頼

他の記事を読む