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技術者の面接マニュアル 実践編

面接マニュアル基礎編では、服装やマナーといった面接全般のポイントを解説しました。
この記事では、自己PRや志望動機の語り方、技術者が企業から聞かれやすい質問とその対処法など…実践的な面接のコツを解説していきます。これを読めば、どんなに面接が苦手な人も、採用されるためには何をすればよいかがはっきりとわかるでしょう。

  1. 01. 準備さえすれば技術者の面接は怖くない
  2. 02. 面接のポイントは「我が社にピッタリの人だ」と思わせること
  3. 03. 面接の前にできる対策は?
  4. 04. 面接中はどんなことを聞かれるの?
  5. 05. 面接時の質問への答え方 ワンポイントアドバイス
  6. 06. 「何か質問はありますか?」と聞かれたら
  7. 07. 面接の最後はお礼を欠かさずに
  8. 08. さいごに

01大丈夫準備さえすれば技術者の面接は怖くない

面接に対して苦手意識を持っている技術者は、とても多いと言われています。教授推薦で今の会社に入った人ならば、バイトをのぞけば転職するときが人生初の面接体験となります。そうでない人も、営業のように人前に立つ仕事ではないため、緊張せずに上手く受け答えができるか…不安に思うのは仕方のないことです。

ですが、技術者の面接は、他の業界・職種に比べれば、それほど難しいものではありません。もちろん面接のできばえが合否を左右するのは同じですが、企業側も面接が得意な技術者がそう多くないことは承知していますから、面接中のミスに対しては寛容な場合が多いのです。

加えて、現場は一人でも多く優秀なスキルを持つ人に来て欲しいと考えています。こちらが答えに詰まっても、面接官が助け船を出してくれたり、緊張をほぐしてくれたり、良い部分を引き出すような質問をしてくれることもあるでしょう。

転職回数が少なく、スキル面さえ企業の要件を満たしている人なら、次の5つのポイントとNGワードにさえ気をつければ、そこまで心配はいらないでしょう。

02面接のポイントは
「我が社にピッタリの人だ」と思わせること

面接は、コミュニケーションを通じて、「一緒に働きたい人」かどうかを見定められる場です。つまり「我が社にピッタリ」と思ってもらうことがゴール。

従って、好みが分かれるような態度より、誰からも好かれるような態度を心がけ、また話す内容も応募企業のツボを突いたものである必要があります。

面接のポイント

  • 大きな声で明るくハキハキと答える
  • 相手の目を見て話す
  • 相手の話にはところどころ自然な相づちを打つ
  • 清潔感のある見た目と雰囲気を崩さない
  • その会社に自分がピッタリだと思われる回答を意識する

面接時のNGワード
“これしかやりたくない” “一生この分野だけやりたい”

注力製品や技術は時代の変遷やメーカーの置かれている業界動向により常に変化しています。時には配置転換や部門の縮小、路線変更を行うこともあるでしょう。

1つの製品や技術にこだわりが強すぎると思われると、そうした際に柔軟に対応してくれない印象となり、不採用になる確率がかなり上がってしまいます。「これをやりたい」は良いですが、「これだけしかやりたくない」という伝え方にならないよう注意しましょう。

03面接の前にできる対策は?

ポイントの1つである、「その会社に自分がピッタリだと思われる回答を意識する」を実現するためには、面接前に準備を行う必要があります。

1応募企業と製品について知る

技術者として転職する以上、企業の製品について何も知らないのでは話になりません。
どんなラインナップがあるのかに加え、使用されている材料や技術まで把握し、自分の持っている経験・スキルがどう活かせそうか…当たりを付けておきましょう。

2職務経歴書の内容を詳しく語れるようにする

面接直前は、しっかり職務経歴書に書いた内容を頭に入れるとともに、そこに書いた内容やエピソードについて、当時の状況を細部まで思い出し、整理しておきましょう。

企業はあなたの職務経歴書を見て面接に呼んだわけですから、面接であなたの話がそこに書かれている内容と食い違っていては問題です。

特に一次面接では、技術的な側面から職務経歴についてもっと詳しく聞き出すために、現場マネージャーが面接官を務めます。あなたのスキルと経験をより正確に把握しようとしているわけですから、ここでつまずくと選考上かなり不利な状況に立たされます。

質問内容は、例えば「なぜその材料にしたのですか?」などかなり踏み込まれます。強度や予算面からどういった比較検討プロセスを踏んだのか、などこちらも具体的かつ論理的な返答が必要になります。求人と関わりの深い経験・技術など、詳しく聞かれそうな部分は事前準備を入念に。

3キャリアの棚卸しをする

キャリアの棚卸しとは、自分の仕事上の持ち味や強みを聞かれてすぐ答えられる状態にしておくこと。自分の経験を「課題」「プロジェクト」「解決方法」の三段階に分けて言葉にして見ましょう。次の空欄を埋めるイメージです。

  • _____という課題のある、
  • _____のプロジェクトに対して、
  • _____で解決した。

という三段階に分割して言葉にしてみましょう。
複数のプロジェクトを担当していた人は、1.で導きだした「その会社で活かせそうなスキル・経験」を中心に、いくつか持っておくと臨機応変に対応できて良いでしょう。

04面接中はどんなことを聞かれるの?

一次面接は技術的な話がメイン。
二次面接で人間性が試される

面接中に聞かれる質問はおおよそ決まっています。
通常、一次面接は現場の技術マネージャー(と人事)が担当しますから、同じ技術者の観点から見た技術的な話が主になります。二次(最終)面接では、役員が面接官を務め、あなたの人間性やカラーが自社と合っているかを確認する、という側面が強いです。

一次面接で聞かれることが多い質問
  • 略歴
  • 転職理由と志望動機
  • 仕事上の失敗談
  • 自分で考えて課題を解決した経験
  • 特定の課題に対する解決方法
  • 他部門との連携
二次面接で聞かれることが多い質問
  • 転職理由と志望動機(一次面接よりも深掘りされる)
  • 社風・風土との相性
  • 転勤の可否(一次面接で聞かれる場合もあり)

05面接時の質問への答え方 ワンポイントアドバイス

略歴

大学~現在までの経験+強調したい実績を2~3分以内で
質問の背景

「あなたの職歴を簡単に説明して下さい」といった質問で聞かれることが多い略歴。相手は一度職務経歴書を読んでいるので、確認のために聞いているケースが多いです。

アドバイス

職務経歴書の内容をそのまま読むのではなく、ダイジェスト版のようなイメージで、2~3分以内に簡潔にまとめましょう。「学校で○○を学び、××を研究。前(現)職では□□職の立場で△△の製品を担当していました。」という程度で構いません。加えて、あらためて強調しておきたい成果や実績を話しておくと、印象に残りやすく効果的。面接官が気にして深掘りしてくれる可能性もあります。

転職理由と志望動機

どちらを先に聞かれても、一緒に答えること
質問の背景

転職理由は、あなたが今回転職しようとしている目的を知るために行われる質問です。一方の志望動機は、あなたがなぜこの会社で働きたいと考えたのか。どちらの質問も、あなたの転職目的とその会社の環境・仕事がマッチしているかを知るためにされるもので、面接中、特に大切な質問と言えます。

企業側としては、加えて、今後もどういう状況になったら退職・転職してしまうのか…というあなたのキャリアや就業環境に対するこだわりを把握したい面も。いずれにせよ、あなたの志望度の高さとその背景、そして長く勤めてもらえるかどうかを見極める意図があります。

アドバイス

面接において、転職理由と志望動機はセットになるものです。「○○に挑戦したくて転職を決意しました。…だから御社に応募しました」というように、切っても切り離せないものだからです。どちらを先に聞かれたとしても、併せて伝えるようにしましょう。

転職理由「○○に挑戦したくて転職を決意しました」
質問の背景

何でも良いわけではなく、あなたのやりたいことが企業側の任せたいと考えていることとマッチしていなければ採用には至りません。求人を今一度確認し、ちゃんと自分の目指す方向性と企業の募集内容がズレていないか確認を。加えて、絶対に前向きな理由を話すようにしましょう。前職の愚痴やネガティブな発言は厳禁です。

志望動機「…だから御社に応募しました」

志望動機も、どの会社にも当てはまるようなものではなく、その会社でなければならない理由を示せていないと弱いでしょう。思い入れがある場合は愛着を熱く語り、特になければ企業研究をして、競合企業との明確な違いや独自性のある技術、業界内でのポジションなど…その企業特有の強みに触れることが肝心です。

志望動機は、大手ブランド企業になればなるほど、「なぜウチなのか?」という点を重要視されます。それだけ自社にプライドがありますし、応募者も多いわけですから、面接官をしっかり納得させられるよう、事前リサーチで深く企業を理解しておきましょう。

仕事上の失敗談

失敗した話より、それをどう技術的に克服したかが大切
質問の背景

「仕事でどんな失敗をしましたか」という質問から面接官が知りたいのは、あくまで技術者としてのあなたのスキルと対応力。その失敗を技術的な観点でどう乗り越えたかが評価ポイントです。

アドバイス

単に失敗談を話してしまいそうですが、それでは何のアピールにもなりません。
失敗しただけでなく、それをどう技術的に工夫をして解決できたかを、具体的なエピソードで伝えましょう。技術力と対応力をアピールするのが目的ですから、くれぐれも残業や体力でカバーしました、というような精神論のエピソードを選ばないように。

自分で考えて課題を解決した経験

どんな課題を、どう解決したかを二段階に分けて説明する
質問の背景

この質問から面接官が知りたいのはあなたの仕事に対する自主性・積極性だけではありません。誰かに指示されなくても技術者としての能力を発揮できるか、という仕事の再現性について探ろうとしています。

アドバイス

具体的な例を1つ挙げ、「どんな課題を」「どう解決したか」というふうに、課題の内容と採った解決方法を二段階にわけて説明しましょう。

特定の課題に対する解決方法

自分がその仕事の担当者になったつもりで考える
質問の背景

例えば「当社ではいま新しい燃料電池を開発しているが、途中工程でどうしてもゴミが入ってしまう。どうしたら良いと思う?」など、製品開発上の課題をどう解決するかを問われるケースがあります。技術者としての課題解決力に加えて、難題にぶつかったときの姿勢・スタンスも見られています。

アドバイス

かなり技術的な受け答えとなるため、こう答えれば良い、という模範解答はありません。自分がその製品を開発する立場にアサインされたらどうするか…という立場に立ち、真剣に解決策を考えるしかありません。答えが出ない場合は、材料や開発工程、工場設備など…判断に必要な情報をヒアリングした上で答えを出すと良いでしょう。

他部門との連携

連携の円滑さ+For you(相手の立場に立つ・後工程のことを考える)精神が伝わる具体例を
質問の背景

略歴を話した後に「この業務では○○部門とどう連携を取っていましたか?」と聞かれることがあります。この質問は、他部門との関係性やコミュニケーション力を計る意図で行われます。

アドバイス

連携は円滑でした、というだけでなく「後工程のことを踏まえ、相手の立場に立って○○というスタンスを心がけていました。結果、これだけ円滑に連携することができました」と、自分よりも相手の立場・やりやすさを尊重する“For you”の精神が伝わるように。具体的なエピソードを添えて回答するようにしましょう。

社風・風土との相性

ノーと言わない、大丈夫だと言い切ること
質問の背景

「営業系の会社ですが大丈夫ですか?」「社長のトップダウンが強いけど大丈夫ですが?」「まわりは頼みごとしづらい環境ですが、あなたのやり方で遂行できる自信ありますか?」など…。「こんな社風だけど大丈夫ですか?」という質問は、最終面接であなたが企業のカラーと合っているか、ちゃんと馴染めそうかを見るために行われます。

アドバイス

企業側としては、より適性の高い人を採用したいため、やや大げさな聞き方であなたの反応を見る節もありますので、問題なさそうなら「大丈夫です」と言い切ることが大切です。このとき「前職でもこういう環境でしたから」など、過去に似た環境をくぐり抜けてきたことが伝えられるとなお効果的です。絶対に入社したいと思うなら、ノーと言わないことはもちろん、くれぐれもひるんだ様子を見せたりしないこと。相手を安心させることを第一に考えましょう。

転勤の可否(一次面接で聞かれる場合もあり)

転勤不可の場合もできる限り「無理です」とは言わないこと
質問の背景

転勤を前提とした求人でない限り、企業側が転勤の可否を訪ねるのは、将来的に工場が閉鎖・移転したら…など、あくまで万が一の事態を想定した確認です。

アドバイス

実際に起こるかわからない事態に対して初めから「無理です」とはねつけてしまっては、評価を下げてしまうだけ。今からその心配をするより、まずは入社することが先決です。転勤は絶対にしたくないという場合でも、「家族と相談して対応します」など、ノーとは言わない返答を。

06「何か質問はありますか?」と聞かれたら

一通り、面接官からの質問が終わると、今度は逆に「何か質問はありますか?」と振られます。このとき「特にありません」では意欲が低いと思われてしまう可能性が。
また、給与や残業・休みがどれくらいかといった質問も、避けた方が無難です。

「やる気・積極性が伝わる質問」を

せっかくですから、あなたのやる気や志望度の高さをアピールできる質問をすると良いでしょう。例えば、応募した求人の仕事を遂行する上で足りない知識をどう学んだら良いか。または、その会社の製品に興味があることを伝えた上で「いったいどんな構造になっているんですか?」など突っ込んだ質問をする、など。

相手が技術者なら、自分や自社の技術をリスペクトした上で「教えて下さい」という謙虚な姿勢に、きっと良い印象を持ってくれるはずです。但し、あくまで先方の社外秘に触れない範囲で。少しでもその心配がある場合は「可能な範囲で教えていただけますか」と前置きをすることを忘れずに。

07面接の最後はお礼を欠かさずに

面接終了後は「本日は誠にありがとう御座いました」とお礼とともにお辞儀を忘れずに。
会社を出て面接官が見えなくなるまで、評価は続いています。
「終わった」と思って早々に緊張を解かないように気をつけましょう。

08さいごに

繰り返しになりますが、面接が組まれている時点で、企業側は既にあなたの経験・スキルを職務経歴書で見て評価していることになります。

あまり気張らず、無理のない範囲で聞かれたことに答えましょう。事前に考えた内容が緊張で飛んでしまったとしても、慌てず無難な回答を心がけること。相手に好印象を与えられるよう、声の大きさや表情の明るさを意識する方にエネルギーを注いでいれば、じゅうぶんチャンスはあるはずです。

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