発電所の年間設備利用率
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- はつでんしょのねんかんせつびりようりつ
実際の発電電力量と可能発電電力量との比で次式で表される。
$$年間設備利用率=\dfrac{年間発電電力量〔\mathrm{kW・h}/年〕\quad}{設備容量〔\mathrm{kW}〕\times8760〔\mathrm{h}/年〕\qquad}\hspace{0.2cm}\times 100〔%〕$$
原子力発電所のように100〔%〕出力で一定出力運転を行っていると設備利用率は高くなるが、水力や火力発電所のように負荷に応じて出力調整を行っていると低くなる。また、法令で定期検査が義務付けられているため、年間設備利用率が100〔%〕になることはない。発電原価の算出において重要な要素となり、設備の稼働状況を比べるのに用いられる。設備容量には、認可最大出力か定格容量を用いる。
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