架空引込線の施設
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- かくうひきこみせんのしせつ
架空引込線は電線路の末端であり、電気使用場所において他の工作物との接近がやむを得ない場合もあるので、電線の種類、地表上の高さ、他の工作物との離隔距離について、下表のように規定している(解釈第116、117条)。
架空引込み線の施設
低圧架空引込線 | 高圧架空引込線 | ||
電線の種類と太さ |
・ケーブル ・引張強さ2.30$$〔\mathrm{kN}〕$$以上のものまたは直径2.6$$〔\mathrm{mm}〕$$以上(径間が15$$〔\mathrm{m}〕$$以下のときは引張強さ1.38$$〔\mathrm{kN}〕$$以上のものまたは2$$〔\mathrm{mm}〕$$以上)の硬銅線の絶縁電線 |
・ケーブル ・引張強さ8.01$$〔\mathrm{kN}〕$$以上の高圧絶縁電線または直径5$$〔\mathrm{mm}〕$$以上の硬銅線の高圧絶縁電線、引下げ用高圧絶縁電線 |
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電線の高さ | 道路 | 5$$〔\mathrm{m}〕$$以上 | 6$$〔\mathrm{m}〕$$以上 |
鉄道・軌道 | 5.5$$〔\mathrm{m}〕$$以上 | 5.5$$〔\mathrm{m}〕$$以上 | |
横断歩道橋 | 3$$〔\mathrm{m}〕$$以上 | 3.5$$〔\mathrm{m}〕$$以上 | |
その他 | 4$$〔\mathrm{m}〕$$以上 | 5$$〔\mathrm{m}〕$$以上 | |
他の工作物との離隔距離 |
直接引き込んだ 造営物 |
危険のおそれがない場合に限り、一般の架空電線の場合と 同じでなくてよい。 |
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造営物 弱電流電線 アンテナなど |
上部造営材の上方2$$〔\mathrm{m}〕$$、 その他30$$〔\mathrm{cm}〕^*$$ |
一般の架空電線と同じ |
*低圧架空引込線の需要場所の取付け点付近に限り、日本電気技術規格委員会の規格による場合は、これによらなくてもよい。
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