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ニッケルクロム合金

よみ
にっけるくろむごうきん

 主としてニッケルとクロムの合金による電熱線。一般にニクロムせんと称している。成分などは日本工業規格(JIS C 2520)で定められており、第1種、第2種および第3種がある。電熱用ニッケルクロム線および帯の第1種は、ニッケル77〔%〕以上、クロム19~21〔%〕、マンガン2.5〔%〕以下、その他炭素、けい素、鉄という成分で、最高使用温度1100$$〔\mathrm{°C}〕$$、抵抗率(20$$〔\mathrm{°C}〕$$)$$\rho =108±5\mathrm{〔\mu \Omega \cdot cm〕}$$である。高温度における強さが大きく、冷間加工が容易である。同じく第2種は、ニッケル57〔%〕以上、クロム15~18〔%〕、鉄20〔%〕くらい、その他マンガン、炭素、けい素という成分で、最高使用温度1000$$〔\mathrm{°C}〕$$、抵抗率(20$$〔\mathrm{°C}〕$$)$$\rho =112±5\mathrm{〔\mu \Omega \cdot cm〕}$$である。第1種より耐酸化性、高温度における強度がやや劣る。第3種は、ニッケル34~37〔%〕、クロム18~21〔%〕、マンガン1.0〔%〕以下、その他炭素、けい素、鉄という成分である。

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