均等拡散面
- よみ
- きんとうかくさんめん
どの方向から見ても輝度の等しい面。完全拡散面ともいう。均等拡散面において、法線方向の光度を$$I_n〔\mathrm{cd}〕$$、$$\theta$$方向の光度を$$I_\theta〔\mathrm{cd}〕$$とすると、
$$I_\theta = I_n \cdot \cos \theta$$
の関係があり、光度の軌跡は図のような円形になる。これをランベルトの余弦法則という。理想的な均等拡散面では、面が凸凹であったり、見る方向が変わったりしても、すべてが等しい輝度に見えるはずである。しかし、このようなものは現実には存在せず、近似的な均等拡散面として、澄み切った青空、一様に曇った空、酸化マグネシウム、良質な乳白色ガラス面などがある。さらに、均等拡散面の場合には、光束発散度$$M〔\mathrm{lm}/\mathrm{m}^2〕$$と輝度$$L〔\mathrm{cd}/\mathrm{m}^2〕$$との間に、
$$M = \pi \cdot L$$
の関係がある。
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