単相半波整流回路
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- たんそうはんぱせいりゅうかいろ
(a)図のように交流の一方向電流のみを整流する回路。
負荷が抵抗負荷のとき、交流実効値を$$E$$、制御角を$$\alpha$$とすると、直流平均電圧$$E_d$$および電流$$I_d$$は、
$$E_d = 0.225 E(1 + \cos \alpha)$$
$$I_d = \frac{E_d}{R} = 0.225 \frac{E}{R}(1 + \cos \alpha)$$
で示される。負荷がモータ、ソレノイドなどの誘導負荷の場合、
$$E_d = 0.225 E \{\cos \alpha – \cos(\alpha + \theta)\}$$
となって、インダクタンスの大きさによって位相角$$\theta$$が変化し、出力電圧値が変わるので、この不具合を除くため、(b)図のようにダイオード$$D_F$$を付加し、抵抗負荷と同様の特性を得るようにする。$$D_F$$を環流ダイオード(フリーホイリングダイオード)という。
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