方形コイル
- よみ
- ほうけいこいる
変圧器巻線コイルの一形式。変圧器の巻線は巻線方法によって、直巻と型巻とに大別される。
(a) 直巻
鉄心上の絶縁物の上に低圧巻線を巻き、その上に高圧巻線を巻く方式。漏れ磁束が少なく、巻型も不要である。主として小容量の内鉄形柱上変圧器に用いられる。
(b) 型巻
木製巻型あるいは絶縁筒上に巻いたコイルに絶縁処理したのち組み立てるもので、一般に用いられる。できあがったコイルの形により、円筒コイル、円板コイル、方形コイルの別があり、円筒コイル、円板コイルは主として内鉄形に、方形コイルは内鉄、外鉄形のいずれにも用いられる。
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