三相変圧器
- よみ
- さんそうへんあつき
一次側、二次側とも三相巻線によって構成されている変圧器。
三相変圧は同一定格の単相変圧器3台あるいは2台(これを1バンクという)による場合と三相変圧器による場合とがあるが、三相変圧器の利点は、(a)総重量が単相器の80〔%〕ですむ、(b)床面積が少なくてすむ、(c)コストが低くなる、などで、不利な点は、(a)予備器容量が大きい(単相器では予備器を1台とすれば1/3の容量ですむ)、(b)大容量で輸送制限のある場合、などである。製作技術が未熟で故障の多かった時代には単相器を用いた三相変圧が多かったが、現在、大電力用には三相器が用いられる。
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