機械損
- よみ
- きかいそん
電動機の損失中、銅損、鉄損以外に存在する機械的損失をいう。
機械損には軸と軸受間、ブラシとスリップリング間の摩擦損ならびに回転部分と空気との摩擦による風損などがあり、速度によってその値が変化し、速度が一定であれば負荷電流にかかわらずほぼ一定とみなされる。軸受には、ボールベアリングまたはローラベアリングによるころがり軸受と、軸受にホワイトメタルなどを用いた滑り軸受が用いられる。滑り軸受は製作容量に制限なく価格も安価であるが、誘導電動機はエアギャップが小さいため、半径方向のすき間が小さく、軸中心位置の狂いの少ないころがり軸受の方が有利である。
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