無負荷飽和曲線
- よみ
- むふかほうわきょくせん
同期発電機を無負荷のまま定格速度で運転し、界磁電流を零から徐々に増加した場合の無負荷端子電圧(誘導起電力に等しい)と界磁電流との関係を表す曲線。無負荷端子電圧は、単に無負荷電圧と呼ばれる。
界磁電流が少ないときは端子電圧と界磁電流とが比例するギャップ線に沿って変化するが、界磁電流を大きくすると磁路の鉄心部分の磁気飽和のため比例関係が失われ、飽和曲線を描く。無負荷飽和曲線は無負荷定格電圧を発生するに必要な界磁電流、磁気飽和の程度を表す飽和係数など、同期機の特性を調べる無負荷特性を表す曲線である。
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